Kちゃん

私が保育補助として働いていた保育園に少し大人びた雰囲気のあるKちゃんという年中の女の子がいた。

彼女は必ずと言っていいほど毎日遅刻をしてくる。そしていつも泣いている…

ある日お母さんに連れられKちゃんが教室に入ってくると「早くしろよ、うっとうしい!」とお母さんはKちゃんに向かって吐き捨てるように言い保育士さん達に挨拶をすることもなくさっさと出ていってしまった。

そんなことは日常茶飯事のようで、みんな何事もなかったように始まりの会で歌を歌っていた。

その横ではKちゃんが泣きながら朝の準備をしている。

私は彼女を見て、孤独、哀しみ、不安と恐怖に包まれているのを感じ胸が痛くなりました。

Kちゃんに限らずこのような環境にいる子どもたちは世の中にはたくさんいて、でもそこに手を差し伸べない、差し伸べられないのが現状なのだと思いました。実際kちゃんの状況は何も変わりませんでした。

私たち大人の弱さをまた思い知らされました。

Kちゃんは今小学生。どんなふうに成長しているのだろう。。。

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